2010.09.16

ファッション好きであれば、「YSLのマニフェスト」という言葉を1度は聞いたことがあるだろう。

もちろん「YSL」とは、ステファノ・ピラーティ氏が手掛けるパリコレブランド「Yves Saint Laurent」（イヴ・サンローラン）のこと。

その「マニフェスト」とは、春夏シーズンの立ち上がり時期の2月と秋冬の立ち上がり時期の9月の年2回、世界主要都市のストリートでYSLのアンバサダーがゲリラ的に配布するフリーヴィジュアル誌「MANIFESTO」を指す。

ピラーティ氏のディレクションによる最新ファッションヴィジュアル、それが無料かつ数量限定ということで毎シーズン話題になるプロモーションなのだ。

初の試みとなった2007-08年秋冬シーズンでは、世界的モデルのジゼル・ブンチェンを起用。時代を象徴するモデルとフォトグラファーのキャスティングも毎シーズン注目のマトとなっている。

7回目となる今シーズン、2010-11年秋冬シーズンのマニフェストは、世界限定数量約50万部。

これまでと同様、各都市先着2000部には「YSL」のロゴ入りバッグも付く。

フォトグラファーは初回以来7回連続してInez Van LamsweerdeとVinoodh Matadinの2人。

モノクロームのヴィジュアル28ページに、「イヴ・サンローラン」2010-11年秋冬最新ルックを着用したDaria Werbowyと、男性モデルのIan O’Brienが掲載されている。

2010-11 A/W 「YVES SAINT LAURENT」MANIFESTOより

現在、「YSL」オフィシャルサイト（http://www.yslmanifesto.com/#/YSL_Manifesto_FW1011_teaser/）ではイメージムービーを公開中。過去6シーズンのアーカイブヴィジュアル、およびショートムービーもアップされている。

「MANIFESTO」（マニフェスト）とは、選挙公約などで用いられる指針や方針の意。

とにかく9月18日（土）は銀座・渋谷・表参道を目指し、街の盛り上がりとクチコミを敏感に察知して「イヴ・サンローラン」珠玉のヴィジュアル「マニフェスト」をゲット。

「YSL」オフィシャルの「Facebook」や「Twitter」情報も駆使するほうが、今ドキかも。

Text by Takafumi Hojoh