メンズノンノ読者は、幻のスニーカー「NIKE MAG」をご存知だろうか。

これは、1989年公開のタイムトラベルアドベンチャー映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2」（監督：ロバート・ゼメキス／出演：マイケル・J・フォックス、クリストファー・ロイド）で、J・フォックス氏扮する主人公のマーティ･マクフライが、未来の2015年に履いていた「NIKE」（ナイキ）製のスニーカーだ。

ヒールがカラフルに点灯するハイカットの「NIKE MAG」は、足を入れると自動的に快適フィットするというAI知能を取り入れた未来のスニーカー。

映画製作上でナイキ社に制作協力を得た「NIKE MAG」だが、もちろん撮影備品であるため市販はされず、長らく「BTTF」（BACK TO THE FUTURE）映画ファンとナイキファンともに“幻”の逸品だった。

だが、その後、ナイキ社が数年をかけて「映画のような未来感」をベースに極秘開発。

マイケル・J・フォックス財団が2012年末までに上限5,000万ドルを募ることができれば、グーグル創業者でありパーキンソン病の遺伝子を持っていることを表明しているセルゲイ･ブリン氏とその妻アン・ウォージットスキーさんも同額を提供することを知り、同財団への寄付金を募るために本格的開発段階に入る。

そして遂に、「2011 NIKE MAG」として、少量ロットだが一般消費者がゲットできる運びとなった。