NEWS

モノクロームのシュールな世界!7月20日から9月8日まで港区海岸の「Gallery 916」でラルフ・ギブソン写真展「1960~」開催

7月20日から9月8日まで、港区海岸にある「Gallery 916」で、米国出身フォトグラファーの重鎮、ラルフ・ギブソン写真展「1960~」が開催される。

ラルフ・ギブソン(Ralph Gibson)は1939年1月16日、米国LA生まれ。

海軍に従事していた際に写真技術を会得し、除隊後にサンフランシスコ美術大学で学んだ後に、1962年、報道写真家のドロシア・ラング(Dorothea Lange/1895年5月26日~1965年10月11日)のアシスタントになる。

1963年、フリーランスの写真家として独立し、1966年に初写真集『The Strip』を発表。1969年にはNYに移り住み、ロバート・フランクの『ミー・アンド・マイブラザー』の映画制作助手を務める傍ら、同年、彼自身や他の写真家の写真集を出版する「Lustrum Press」(ラストラム)を設立。

同社から刊行された『Somnambulist』(夢遊病者/1970年)、『Deja-Vu』(1973年)、『Days at Sea』(1974年)などの一連の写真集で高い評価を得、現在に至るまで、ホイットニー美術館(1996年)、ポンピドゥー美術館(1982年)をはじめとする世界中の美術館やギャラリーで展示されている。

彼の作風は、何気ない世界の断片をクローズアップやフレーミングで強調した、コントラストが強く粒子の粗いモノクローム。

日本での個展は、近年のカラー作品『L’Histoire de France』(フランス物語)以来となる。

うだるような真夏、きっと、ラルフ・ギブソン独特のアブストラクトな世界に引き込まれる。

写真展:ラルフ・ギブソン写真展「1960~」
会期:2012年7月20日(金)~9月8日(金)/会場時間:(平日)11:00~20:00、(土・祝日)11:00~18:30/休廊:日曜・月曜/問い合せ:Gallery 916(住所:東京都港区海岸1-14-24鈴江第3ビル6階/TEL:03-5403-9161
http://www.gallery916.com/

Text by Takafumi Hojoh

NEWS一覧へ戻る

SPECIAL

PR ARTICLE