昨年、ブランド創立70周年を迎えた「COACH」（コーチ）が、自社アーカイブをモダンに蘇らせた新コレクション「LEGACY」（レガシー）をローンチ。

「COACH」（コーチ）がライフスタイルブランドとして更なる革新を遂げる試金石となるこの「LEGACY」コレクションとは、ハンドバッグのみならず、革小物、アウターウェア、シューズなどのラインナップだ。

その発信拠点として、東京のカルチャー発信地ともいえる表参道のカフェ・ラウンジ「montoak」（モントーク）とコラボした期間限定ポップアップショップを9月7日（金）から9月17日（月・祝）にオープンする。

このポップアップストアでは、「COACH」（コーチ）に着想したスペシャルなカフェメニューはもちろんのこと、注目の「LEGACY」コレクションから厳選したアイテムが販売されるのだが、その根幹となる商品が、同コレクションの中で最もアイコニックなバッグである「Duffle」（ダッフル）。

1973年に発売され当時のファッションエディターを始めとする多くの女性の間で爆発的人気を博した「Duffle Sac」（ダッフルサック）を着想源に、今秋冬、アップデートしたデザインとカラーで再登場を果たしたのだ。

基本はレディスだが、手持ちの「ダッフル」本体と付け替えて楽しめるレザーストラップ、タッセル、ハングタグのセット「Duffle Kit」（ダッフルキット）がポップアップストア限定で発売されるので、彼女に紹介してみてはどうだろう。

また、男子も要注目のイベントが、「TASTEMAKER DUFFLE PROJECT」（レガシー テイストメーカーズ プロジェクト）。

これは、「N.HOOLYWOOD」（N.ハリウッド）デザイナーの尾花大輔氏や、伊勢谷友介氏率いる「REBIRTH PROJECT」も賛同している、コーチ・ジャパン社が注力するチャリティプロジェクトの一環。

ポップアップストア内に、各分野で活躍する“TASTEMAKER”（流行・時代を作る仕掛け人）10人（組）による十人十色のカスタマイズ「Duffle」（ダッフル）が展示され、購入希望者を募って「Yahoo!オークション」を通したチャリティオークションにかけられるというものだ。

オークション収益金とCOACH JAPAN社から上乗せされる同額のマッチングギフト（主催者側が賛同者と同じ額のチャリティを行なう）が、東日本大震災で被害に遭われた方々や子供たちにアートの力を通して心のケアに取り組む支援を中心に活動している非営利団体「ARTS for HOPE」（ http://artsforhope.info/index.html ）に寄付される。

今回、このチャリティプロジェクトに賛同した「LEGACY TASTEMAKERS」メンバーは以下の通り。

AI（アーティスト）、エリイ（アーティスト）、亀恭子（ファッションスタイリスト）、小町渉（アーティスト）、Misha Janette（ファッションジャーナリスト兼スタイリスト・Plumb デザイナー・ファッションブロガー）、尾花大輔（N.ハリウッド / デザイナー）、REBIRTH PROJECT（代表：伊勢谷友介／ディレクター・デザイナー：加藤弥生）、竹下玲奈（モデル）、谷尻誠（建築家）、TAO（ファッションモデル）の10人（団体含む／アルファベット順／敬称略）。

70周年のアニバーサリーを経て、次なるディケイド（10年紀）へ向けて歩み出した「COACH」（コーチ）。

表参道の木漏れ日のなか、カフェ「MONTOAK」（モントーク）でくつろぎながら新作をチェックするなんて、かなりシャレオツかつムネアツなり。

Text by Takafumi Hojoh