10月20日から11月11日（日）まで、グッチ新宿3階イベントスペースで、フォトグラファーの森山大道氏による「Mesh」展が開催される。

ハイコントラストで粒子の粗いモノクロ写真で対象を切り取る写真表現で知られる森山大道氏は、日本のみならず海外でも高く評価されている“流し”のファトグラファーだ。

今回、森山氏が選んだ展示手法は、シルクスクリーンプリントの作品で、すべてを構成するという大規模なもの。

数多くの森山作品の中から「GUCCI」（グッチ）をイメージするヴィジュアルを森山氏自身がセレクトし、100cm ｘ 150cmの大型キャンバスにシルクスクリーンで表現した33点（予定）のほとんどが、未公開作品となるとのこと。

それらは圧倒的な物質感があり、通常の写真作品とは違った魅力を放つ。

なお、新宿通りに面した8mにおよぶグッチ新宿のウィンドウにも3作品が展示される。

また、11月3日（土・祝）、4日（日）、11日（日）には、森山氏が本展で用いているシルクスクリーン技法のワークショップが開催（※先着順）される。

申込用WEBサイト（ http://imamagazine.jp/news/daido-mesh/ ）はコチラ。予約受付開始日時は、10月19日（金）13時から“先着順”なので、準備万端で臨もう。

参加者は、厳選された5点の森山作品の中から好きな作品と紙を選び、シルクスクリーン印刷を体験できるという。

そういえば、東京・新宿は、数々の写真ギャラリーが路地裏に潜み、ゴールデン街の小さなバーに夜毎フォトグラファーが集う、“写真の”街でもある。

森山大道氏の写真展に、これほどまでに相応しい場所はないだろう。

Text by Takafumi Hojoh