そういえば、メンズノンノ読者は「ファクトタム」（FACTOTUM）というブランド名の由来は知っているかしら？

答えは、アメリカの伝説的無頼作家であるヘンリー・チャールズ・ブコウスキー（1920～1994年）が1975年に著した自伝的小説、その名も『FACTOTUM』（日本語版は『勝手に生きろ』など）でした。

作品中で、“FACTOTUM”は“何でも屋”という意味で使われているんだとか。

そして、今年でブランド設立10周年を迎えた東京ブランド「ファクトタム」が、2013年秋冬コレクションで掲げたテーマは“DO TRY”。

この10年で初めて、『FACTOTUM』の著者である“チャールズ・ブコウスキー”に直接インスピレーションを受けたアイテムを制作している。

その、ブコウスキーが持つ哀愁と孤高の姿を服に落とし込んだ2013年秋冬シーズンのラストコレクションは、なんと、伊勢丹とコラボした3アイテム。

11月20日（水）から翌週26日（火）まで、これら3アイテムが、伊勢丹新宿店メンズ館2階の期間限定ポップアップショップで限定販売されるのだ。

その伊勢丹限定アイテムは、チェスターコート、スウェットシャツ、パンツの3型。

全て色がダークグレーに統一され、哀愁と孤高のイメージが落とし込まれている。

チェスターコートは、カシミア混の高級ニットメルトンを使用しており、オリジナルラインにはない新型シルエットで作成。

価格は、49,350円。

フランネルリブスラックスは、ストレッチ入りで履き心地の良さを追求。

こちらも、オリジナルラインにはない完全なる新型パターンとなっている。

一見、裾にリブがあるのでイージーパンツに見えるが、ベルトループやホック仕様など、スラックスとイージーパンツを融合させたデザインなのだ。

価格は、23,100円。

そして、最後に紹介するアイテムが、ブコウスキー氏が人生最後の場所に選んだ地、米国・カリフォルニア州サンペドロ（San Pedro）の地名が前面にプリントされたスウェットシャツ。

このロゴスウェットは、ブランドで定評のあるポケット付きスウェットを、初の裏起毛で仕上げたものだ。

価格は、14,700円。

デザイナーである有働幸司氏は、ブランド名はもちろん、創業当時のバックボーンを忘れずに、今後もテーマに掲げたカルチャーに沿った物づくりを追求していくとのこと。

11月20日(水)から26日(火)は、伊勢丹新宿店 メンズ館2階で、「ファクトタム」10周年を買って祝おう！

Takafumi Hojoh