2013.11.28

イタリアン・プレミアム・カジュアル「ディーゼル」のアーティスティック・ディレクターに、ニコラ・フォルミケッティ氏が就任したのは今年4月のこと。

そのニコラ氏が「ディーゼル」の35年におよぶ歴史的アーカイブからインスピレーションを受け、ブランドのDNAへ敬意を表してデザインしたカプセルコレクション「#DIESELTRIBUTE COLLECTION」が発売中だ。

アイテムは、11点のアパレル、5点のアクセサリー、5点のアンダーウエアのラインナップ。

スタッズが象徴的なデニムベスト、ウェスタンにインスパイアされたデニムシャツ、着古した表情のデジタルプリントが施されたTシャツ、「ディーゼル」がパイオニアであるコンフォートボトム“JOGG JEANS”のスキニーフィットなどだ。

なかでも、すべて手作業でディテールが施されたというイタリア生産のデニムコレクションは秀逸。

生地に施されたパッチの数々は、これまでの「ディーゼル」コレクションの中から抽出した代表的なアイコンを、このカプセルコレクションのために新たにデザインしたもの。

このパッチやスタッズは一点一点表情が異なる魅力的な仕上がりとなっており、1日に3本ずつしか生産できないというプレミアム感満載のアイテムなのだ。

このコレクションを制作するにあたり、ニコラ・フォルミケッティ氏は長年の歴史が保管されているディーゼル社のアーカイブを訪問。

「ディーゼル」が世に発表してきたこれまでの貴重なコレクションの数々を目の当たりにしたニコラ氏は、デニムとレザーのエレメントを用いたカプセルコレクションのヒントを得たという。

この、「#DIESELTRIBUTE COLLECTION」のデニムシリーズは11月より限定店舗で発売中。

来年の2014年2月には、次なるレザーコレクションも予定されているとか。

アーティスティック・ディレクターに就任したニコラはこう語る。

「このコレクションは『ディーゼル』のDNAへのオマージュ。初めて「ディーゼル」のファクトリーを訪問したときは驚いたよ。過去のアーカイブを目にし、それらの素材をカプセルコレクションのソースとして使うという決断はすぐだった。この新しいデニムとレザーのリミテッドコレクションは、今後「ディーゼル」の未来像をデザインしていく上でとても重要なステップだよ」

そして、「#DIESELTRIBUTE COLLECTION」は、ヴィジュアルも美しいのだ。

このキャンペーンフォトは、イギリス人フォトグラファーのニック・ナイト氏と、SHOWStudioのクリエイティブチームと、ニコラ氏がタッグを組んだもの。

モデルは、なんと、リアルなギャングたち。

「ディーゼル」のスピリットに合うギャングスターをキャスティングし、グリッジ効果や多様なフィルター、ビデオアプリなどを活用して、すべてiPhone(C)で撮影したというから驚きだ。

“今”の絵で表現されたこの革命的なキャンペーンは、新しい“ディーゼル・トライブ（民族）”ともいえるモデルたちのポートレートやグループショットで構成されている。

インパクトのみならず、#DIESELTRIBUTEデニムコレクションのディテールまで描かれているので是非、チェックしてみて欲しい。

この#DIESELTRIBUTEキャンペーンは、「ディーゼル」公式Tumblr（ http://dieselreboot.tumblr.com/ ）、公式Facebook（ https://www.facebook.com/Diesel ）、公式Instagram（ http://instagram.com/dieselpics# ） などのSNSプラットフォームでアップされているのでフォローも宜しく！

新しい“ディーゼル・トライブ”にJOINしよう。

Text by Takafumi Hojoh