アートがスーツと共振する、「エルメネジルド ゼニア 銀座グローバルストア」
1910年創業の老舗「エルメネジルド ゼニア」(Ermenegildo Zegna)のグローバルストアが、銀座2丁目の中央通り沿いにオープン。
ピーター・マリノが建築デザインを手掛けた4階建ての店舗は、アジア最大、世界でも2番目の規模を誇る直営店となる。
デザインのインスピレーション源は、創業地であるイタリア・トリヴェロのゼニアのウール工場で100年以上にわたって生み出されてきた、高級ファブリック。それは、布の縦糸と横糸をイメージしたという店舗正面ウィンドウに象徴されている。
エントランスを抜けると、ステファノ・ピラーティが手掛ける「エルメネジルド ゼニア クチュールコレクション」のためにピーター・マリノが特別にデザインしたという、豪華なクチュールルームが目に留まる。
そして、フロアのあちこちに散見されるのが、絵画、写真、調度品などのアート。
「エルメネジルド ゼニア 銀座グローバルストア」を語るうえで、アートの存在は欠かせない。
空間演出はゼニア財団が2012年3月にスタートした「ゼニアアート」プロジェクトの一環で、最近オープンの世界の直営店では、どこもフロアのコンセプトを象徴するようなアートを飾っているのだ。
ラグジュアリーを知る者は、アートへの造詣も深くあるべし。
ということで、「エルメネジルド ゼニア 銀座グローバルストア」の主なアート作品をピックアップしつつ、各階を紹介しよう。
「EZ」のモノグラムが施された階段からは、イタリア人アーティスト、ステファノ・アリエンティ(Stefano Arienti)が描いた羊たちが見える。
そして、2階へ。