基礎講座[2]男子の常識!? スーツ用語集
メンズノンノ5月号特集を、知識のオンライン保存版として提供する「スーツの基礎講座」。
第2回は、スーツの部位を指す用語を解説する。
知らずともスーツを着ることはできるが、しかし着こなすことはできない!
ショップでの店員とのやり取りがスムーズになるし、何より、デザインの細部を認識できるようになればスーツ選びはぐんと楽しくなるだろう。
ゴージ
上衿と下衿の接点にある「衿の切れ込み」のこと。このラインの位置の高低や角度で、見栄えが変わる。
ショルダー
スーツの印象を決める重要な要素で、タイプは三つ(次回解説)。 見た目だけでなく、着心地も大きく変わる。
フラワーホール
ボタンホールの名残。19世紀にここに花を挿すことが流行ったことから、この名称になった。
ポケット
スーツには腰ポケットと胸ポケットがあり、それぞれに種類がある。さりげないが、重要なデザイン要素だ。
ラペル
下衿のこと。ちなみに上衿は「カラー」と呼ぶ。この形状が変わることで、イメージが変わる。
ボタン
スーツのフロントボタンは「2つボタン」「3つボタン」「段返り3つボタン」の三種類。「2つボタン」はVゾーンが深くシャープな印象で、「3つボタン」は浅く構築的。一番上のボタンホールが折り返った「段返り3つボタン」は、その中間的なデザイン。
ドロップ
ウエストの絞り具合のこと。バストとウエストの周囲の差を、2で割ったもの。数字が大きいほどシェイプが強い。
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