栁 俊太郎、「ファセッタズム」コレクションで海外ランウェイデビュー!
FACETASM 2016 S&S COLLECTION from FACETASM on Vimeo.
2016春夏ミラノ・メンズコレクションにて存在感を放った、日本が誇るドメスティックブランド「ファセッタズム(FACETASM)」。
ジョルジオ・アルマーニ氏の支援を受けるかたちで海外でのショーデビューを飾り、来春夏コレクションをイタリア・ミラノの「アルマーニ テアトロ」で発表したが、そこにはニュースがもう一つある。
その「ファセッタズム」ランウェイに、メンズノンノモデル栁 俊太郎が起用されたのだ!
日本人モデルとしては、ただ一人起用された栁 俊太郎のルックは、7体目と24体目。
ちなみにこのアルマーニ氏による新進デザイナー支援プロジェクト、2013年の第1回にて選出されたブランドは「アンドレア ポンピリオ」だった。「ファセッタズム」は、世界中のコレクションブランドの中からアルマーニ氏のお眼鏡に叶ってピックアップされ、「ジョルジオ アルマーニ」や「エンポリオ アルマーニ」と同じ発表の舞台「アルマーニ テアトロ」を使用できるという栄誉に預かったのだ。
「ファセッタズム」2016春夏シーズンのテーマは、「Ambiguous daze in my ambiguous days(曖昧な自己探求)」。
「自己という極私的なイメージを想像させる言葉と、それに相反する曖昧といった言葉との組み合わせから生まれる違和感と矛盾、大きな自然の中でたった一つの場面を切り取ったようなおかしさを表現した」(デザイナー・落合宏理氏)
トップスはオーバーサイズ、ボトムスは直線を意識したシンプルで構築的なデザインで、あえて崩したバランスによって“破壊”と“再生”を表現している。アイテムはサマーウールを用いたストライプや格子柄、いくつものストライプで構成したジャカードなど。オリジナルカラーの染物は、ブラウン、グリーン、ブルー、オレンジを中心に「ファセッタズム」が表現する「儚いPOP」がイメージとして重ねられている。
上掲画像は、デザイナー・落合氏のインスタグラムより。
2012年春夏、「ファセッタズム」が東京コレクションで初めてのショーを披露した際から起用されている栁 俊太郎は、落合氏が全幅の信頼を置いているモデルだ。世界に打って出た「ファセッタズム」と志を共にし、世界中のファッションジャーナリストが集うミラノコレクションの場で、堂々と闊歩した!
FACETASMデザイナー落合宏理氏インスタグラム:@ochiaihiromichi/
FACETASM公式インスタグラム:@facetasmtokyo
Text by Takafumi Hojoh