メンズノンノモデルを卒業! 山下涼平と米倉強太の、これから
米倉強太
GOTA YONEKURA
1994年4月27日生まれ、栃木県出身。
2012年度メンズノンノモデル募集にて選出。
イラストレーターの米倉万美を母に、医師兼作家の見川鯛山を祖父に持つ、アート家系のサラブレッド。多摩美術大学で学びながら、映像制作会社を立ち上げたという米倉の事務所兼自宅で、21歳にして起業家となった決意を聞いた。
「メンズノンノモデルは卒業しましたが美大は辞めていません(笑)。卒業制作で短編映画を撮ろうと思っていて、今はその脚本や演出で頭がいっぱいですね。会社は友人4人との立ち上げで規模も小さいので、まずは数をこなして実績を作らないと。メンズノンノ誌面のプロフィール欄に“モデル業のかたわら美大で映像を学ぶ”と書いてもらったことが、今に繋がっています。
高校生で専属モデルに選ばれて、大学進学を機に上京して、当時は最年少。諸先輩の存在がいつも眩しかった。自分が得意とする分野はなんだろう? と日々、自問自答していましたね」
「初めての撮影は、メガネ特集。大きな新聞紙を破ったところから顔を出す姿勢をキープしなければならなくて、実はモデルって体力仕事なんだなと衝撃を受けました(笑)。そのときも一緒だった同期の兒玉太智とは、夢を語り合って代々木公園で夜を明かしたこともあります」
「この椅子、車の座席を改造したものなんですよ! 大学生になって、何かを創りたいという人たちに囲まれるようになりましたね。メンズノンノの現場では、カメラマンさん、スタイリストさん、ヘアメイクさん、ライターさん、編集者のみなさん… 日本でもトップクラスのクリエイターの人々と出会えて、刺激を受けました。もともと積極的な性格ではありませんでしたが、今の僕があるのはメンズノンノのお陰です。ファッションにはいまだに無頓着ですけど(笑)」
「会社の初期投資のほとんどは、『Blackmagic Design』のカメラにかかりました。仕事の依頼は、ファッションやアパレル関係が多いです。2月にはパリコレに出張して、メンズブランド『ユリウス』の展示会の模様と、映像作品を撮ってきます!」
「プロの映像製作者“米倉強太”としてメンズノンノに関わることが、恩返しであり、将来の目標です。撮影現場であこがれていた人たちに、自分も絶対になってみせます!」
Interview&Text by Takafumi Hojoh