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世界がうらやむ! ジャパンブランドのサングラスを解説

アイウエアの分野において、世界でもトップクラスのクオリティを誇っている日本製。今、メンズノンノが注目している6つの国内ブランドを紹介しよう。

 

ayame

ayame

誰にでも似合う、と言っていいほどかけたときの収まりと顔馴染みがよく、高い人気と信頼を集めている「アヤメ」。癖があるように見えるデザインでも小ぶりに作ることでフォルムの強さを抑えたり、フレームを細めにして印象をコントロールするなど、緻密にデザインされた絶妙なバランス。

 


  • 上はトレンドのヘキサゴン(六角形)型を小ぶりに仕上げた最新作「マッターホーン」(¥38,000)。中央の「フォーカスⅡ」は人気モデルのサイズアップ版(¥30,000)。下はブリッジやサイドのネジを隠すメタルパーツが特徴の「クランプ W」(¥40,000)/アヤメ

 

EnaLloid

EnaLloid

岐阜県中津川市の恵那眼鏡工業が、自社ブランド「エナロイド」としてスタート。メガネ製作を一貫して行える会社は国内でもほとんどなく、高い技術を背景にしたクオリティが魅力だ。磨き工程に一週間をかけるという肌当たりの柔らかさは絶品!

 


  • 現在の人気はクリアグレーのウェリントン。上の2本はリムの太さが違うバリエーション(¥33,000・¥28,000)。下は中央と同フレームのデミ柄。(¥28,000)/サラディストリビューション東京(エナロイド)

 

kearny

kearny

セルロイドを製造するメーカーは世界でも数少なく、メガネを製作できる職人も僅かという状況で、その透明感と温かな雰囲気に魅せられたヴィンテージバイヤーが立ち上げたアイウエアブランド「カーニー」。形状が固定しやすい素材なので芯材は不要だが、水分が含まれているため柔軟性が高く、心地いい肌当たり。ハンドメイドで仕上げたオーセンティックなデザイン。

 


  • 上2本は柄が入った生地を使用。下は素材独特の透明感が美しい。セルロイドは発火性の問題で欧米での生産が禁止され、日本にしか技術が残されていない。熟練の職人が手作業で磨き上げた柔らかな手触り。各¥28,000/フィート/スティーフ(カーニー)

 

BLANC

BLANC

フレームの先端にアクセントカラーを入れたデザインが象徴の「ブラン」。ロンドンコレクションにて「ケイスリー・ヘイフォード」のランウェイで使用されるなど、長年バイヤーを務めたデザイナーならではのクリエイションは注目。アイウエアでモードやスタイルを提案できる数少ない存在だ。

 


  • 写真の3本はフラットに近い“2カーブ”のレンズをオリジナルで製作し、サンセットやミントなどの美しいカラーで発表。2カーブは光の反射角が狭くなるので、フラットレンズと同等の効果がありながらもさりげなくモード感を演出できる。各¥25,000/ブラン

 

PINE

PINE

パイン」は、ブランドのスタートからウエアとは別にアイウエアにも注力し、バリエーションを充実させている。ヴィンテージからのインスパイアに独自のエッセンスを加え、通常の倍も厚いセルやヨーロッパスタイルを思わせる高めのブリッジなど、作り込みの深さと芯のあるモード感が力強い。サイドのポップアップしたネジが特徴。

 


  • 上は極厚のフレームと立体的なカットが重厚な印象(¥28,000)。中央はクリアに黒を重ねた独特の生地が特徴だ(¥32,000)。下はリーディンググラスをあえてサングラスにして違和感を演出している(¥30,000)/フォレストパイン・デザインラボ(パイン)

 

THINGLASS

THINGLASS

70年にわたってガラスレンズを製作してきた光学ガラスメーカーから誕生した「シングラス」。現在はプラスチックのメガネレンズも、かつては高級カメラや顕微鏡と同様にガラス製だった。ガラスレンズは紫外線などによる経年劣化が少なく、視界がクリアに感じられる。自社技術を駆使して軽く、薄く、割れにくく、光学性能に優れたガラスレンズの開発で欠点を克服、サングラスに実装することに成功した。

 


  • ウェリントン(上&中央)とティアドロップ(下)の2モデルがあり、ガラスレンズは色によって効果が異なる8種類を用意。かけると空気が一瞬で透き通るようなクリアな視界を体験してほしい。各¥35,000/大阪眼鏡硝子(シングラス)

※価格は全て税別です。
Photos:Yoshio Kato Stylist,Composition&Text:Tsuyoshi Yamada[plume]

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