「自分の演技への感想をネット検索しています」山本涼介インタビュー
──『仮面ライダー』出演について。
『仮面ライダーゴースト』に出演したことで人前に出る機会が多くなりましたし、一年を通じて同じ役を演じてアクションもこなしたことがいい経験になりました。スピンオフ作品では初めて主演も務めさせていただき、責任の重さをひしひしと感じました。でもそれを楽しく思う部分もあって、もっとこういう経験をしたいなと思いました。
──俳優の楽しさは?
お芝居をすること自体が楽しいですけれど、それを笑ってもらえたりとか、リアクションが返ってくるとやり甲斐を感じますね。舞台ではそういう反応がストレートに返ってきますし、映画やドラマの場合はネットで検索して感想を見つけると励みになります。良いところも悪いところも含めて役について言ってくれるのは嬉しいです。「よかった」「おもしろかった」だけでももちろん、コアなところまで見てくれて僕の演技の意図が伝わっていると凄く嬉しい。
──挑戦してみたい役は?
まずは一つ一つ、いただいた役を丁寧にやっていくことだと思っています。希望が叶うならば“普通の人”を演じてみたいかな。個性のあるアクの強いキャラクターはそれに頼ることができますけれど、どこにでもいそうな人の役は難しいと思うんです。表情や仕草にシンプルな演技力が問われるでしょうから挑戦してみたい。
──最近、嬉しかった出来事は。
奈良に住んでいた頃の友人から連絡があったことですね。Jリーガーになった、京都サンガ所属の田村亮介選手です。上京してからは連絡をあまり取っていなかったんですが、昨年9月にリーグ戦での初ゴールを決めた報告をもらいました。僕もサッカー選手を目指して一緒に頑張っていたので自分のことのように嬉しくて。同じ“リョウスケ”という名前で、生まれた病院も一緒、誕生日は一週間違い。お互いにもっともっと活躍して、いつか対談の企画ができたらいいな(笑)。