2018.05.26

道玄坂の雑居ビル、奥の奥の店。壁のメニューにはとりかつ、とんかつ、ハムかつ、メンチと揚げ物がずらり。３品を選び、ごはんと味噌汁付きで￥800。「お約束は“とんとんとり”。常連にはおなじみのコールで、名物のとりかつ＋とんかつ２つの意味。『とんとんとり〜』というスタッフの返しにも癒される」（片貝さん）

牛すじや豚でとるスープに、バナナ、鰹節や醤油を隠し味に加える唯一無二の味。「スペシャルカレーセット」（￥800）は唐揚げたくさんにカツ１枚、トマト、チーズ、目玉焼き。「お昼どきは行列ができるほどの人気なので、スムーズに購入できるお弁当を電話予約しますね。冬場でも白Ｔ姿で挑むほど量が多くホット！」（片貝さん）

おしゃれなショップが立ち並ぶ骨董通りの果てで昔ながらの味をモットーに掲げるお弁当店。「『唐揚げ弁当』（￥520）は鶏もも肉の迫力と、やや天ぷらっぽい衣がいい。独特の食感は企業秘密の“あるもの”を入れているからだとか…それは何だ!?」（片貝さん）

「原宿にあった名店がなくなって心配していたら、北参道に移転していました」。有名店で修業経験を持つ店主が作る「塩唐揚げ弁当」（￥680）は、アツアツはもちろん冷めても絶品。「唐揚げは６個ですが、僕は100円をプラスして２個追加する“おかず増し”が定番。付属のタルタルも好き」（片貝さん）

 
Photos：Ryuta Seki　Text：Yukino Hirosawa