宮沢氷魚が、メンズノンノモデルの大先輩・東出昌大さんと共演&対談!
東出:「懐かしいですね! “30日コーディネート”企画ってまだあるのかな」
宮沢:「僕はまだ起用されたことはないんですけれど、あります。昔の誌面での東出さんは、髪型も着こなしもメンズノンノっぽい!」
東出:「ありがとう。時代って感じ(笑)」
宮沢:「モデルの先輩としてアドバイスをいただけたりしますか」
東出:「ない、ないですよ(笑)。宮沢くんの存在自体、それでいいと思います」
宮沢:「初めてお会いしたとき、何を考えている方なんだろうと思いました」
東出:「とっつきにくかった? そんなことないと思うけど」
宮沢:「眉間に皺を寄せて台本を読んでいる姿を見て静かにしていようと(笑)。モデルと役者って、東出さんは似ていると思いますか?」
東出:「全然違いますね。それこそ、詩人と牧畜家くらい違うんじゃないでしょうか」
東出:「10代の終わり頃から背伸びして三島由紀夫を読み始め、読み返し続けてきて30歳。それでも『豊饒の海』を理解したとは言いきれない。でも主人公の“松枝清顕”は、今の自分にしか演じられないと思っています」
宮沢:「僕にとっての三島は、本当に実在したんだろうかと思ってしまうような存在。映像を見ても、誰かが“三島由紀夫”を演じていたかのような…」
東出:「わかります。最後の死まで含めて自分の生き方、見せ方を昇華させた、やはり常人ではないですよね」
宮沢:「僕の中では、この作品の稽古に取り組みながらリアルに感じられるようになってきた感覚もあって。舞台を観てくれる人と、そんな思いも早く分かち合いたいです」
2018年11月3日~12月2日
会場:紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA
脚本:長田育恵 演出:マックス・ウェブスター
出演:東出昌大 宮沢氷魚 ほか
問い合わせ先
パルコステージ
TEL:03-3477-5858
www.parco-play.com
Photos by Saiko Nishimura[SELF:PSY'S]
Text by Takafumi Hojoh