2019.03.13

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西武渋谷店の壁面を飾っていたこちらは「日本アカデミー賞」の新人俳優賞を受賞した８名を撮り下ろした、スペシャルなビジュアル企画。既報の通り、今年度はメンズノンノモデル成田 凌の姿がそこにあった──。

 

映画『スマホを落としただけなのに』『ビブリア古書堂の事件手帖』の２作品での好演により受賞、式典の壇上では「ホッとした」と述べていた成田。数日後のメンズノンノ撮影現場にてあらためての感想コメントを入手。

──現在の心境は？

「正解がない演技という仕事で、一つ認められたことは安心しますね。未熟さを感じている、とスピーチしましたけれど、去年はいい先輩たちに囲まれたことで“このままじゃまずい”と思えたし、そうして過ごす時間は豊かだった。つらいけれど、そんな環境のほうがやりがいを感じます」

──自分の中で変化したことは。

「受賞をして、ではないけれど、2018年に経験した現場によって行動的になったかな。足りないものが多すぎると“動かなきゃ！”って思うんですよね。ふらっと海外に行ったり（笑）」

──演じたい役を聞かれ「司会」と（笑）。

「あのときふっと出てきた言葉。でも日本アカデミー賞の司会はずっと俳優の世界にいて認められることなので… そういうことです（笑）。いろいろな役を演じてきたので、次はやったことのない役柄、正義の味方とか？　クズみたいな男の役が続いたから（笑）強い男を演じてみたいですね」

──これから公開される作品で、メンズノンノ読者へのおすすめは。

「2019年は僕が学生なら観たいような映画ばかりなので、全部を観てほしい！　あえて選ぶなら『さよならくちびる』かな」

「メンズノンノでも活躍していた伊賀大介さんがスタイリストを務めているので注目ですよ。この映画は秦 基博さんとあいみょんの音楽もすごくよくて。小松菜奈、門脇 麦、成田 凌が出てるんだから間違いない。と思ってもらって大丈夫です！（笑）」

Photos：TOWA
Interview＆Text：Shuna Kojo