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成田 凌に悩み相談をしてみよう。仕事、恋愛、そしてファッション。

SNSで募集したところ、なんと2000以上もの相談が寄せられた! メンズノンノ連載「成田 凌の成分」第10回の誌面には載せきれませんでしたが、実はもう4件の悩みに答えてもらっていましたので、追加公開。成田の頭の中を覗けます…!

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完璧主義で責任感が強すぎるせいで自分の求めるところまでできなかったとき、自己嫌悪になり「この仕事に向いていないのでは」と落ち込みます。成田さんにもそういうことがありますか? どう乗り越えていますか?

「僕が思うに、自分で自分を“完璧主義”と言っている人は強いから大丈夫です。それって、やりたいことが見えている証拠。勝手に完璧だと決めてそれ以上は前に進まず自分の中で収まっている人より、遊びや余白があるほうが人間的に魅力だと思いますよ。モデルや俳優という仕事をしていると、僕だっていつも落ち込むよ。他の人の写真やお芝居を見て『うわー』ってなります(笑)。正解がないところで日々違うものを求められていく仕事だと思うから、自己肯定しながら前に進もうという感じでしょうか。プラスもマイナスも大事なことは忘れないから、どんなことでも身にしていこう、と考えることが重要かなと思います」

私は来年度から2年間、長年の夢だった海外での仕事が決まりました。しかし、それをわかった上で職場の後輩から告白されてしまいました。とてもいい人なのですが、待たせてしまうことを考えると素直に喜べなくて…。自分の夢のために人を巻き込みたくもありません。凌さんだったらどうしますか?

「女性からの質問ですね。きっとこの後輩は彼女の仕事ぶりを含めて好きになっているはずなのに、気持ちを揺るがすなよ! と思っちゃったなあ。好きになるのは仕方ない。でもタイミングによっては『好きです』という言葉が無責任になるときもありますからね…。僕があなたの立場だったら連れて行こうとするけど…。ごめんなさい、これは答えが出せない! っていう答えでもいいでしょうか…」

着たい服が自分の雰囲気に合っていないな、と思うことがときどきあります。好きな服と似合う服、どちらを選ぶべきですか?

「服は、似合うというか似合ってくるものだと思うんですよ。自分が見慣れるというのが大いにあるしね。だから、それなら好きな服を着たほうがいい! と思うんです。相談してくれた方の年齢がわからないけれど、僕は10代の頃に変な服を着ていて、そこを通って徐々にわかってきたような気がします。どうせ着たくなるのは好きな服だし、着ることで似合う服もわかってくる。それを知るために、好きな服を買いまくって着まくることをおすすめします!」

彼女が、僕のファッションをまったく理解してくれようとしません。どうしたらいいでしょうか。

「ちなみに僕はですが、その人の隣にいて恥ずかしくない格好というのを心がけてます。“TPO”に彼女が含まれるみたいな。TPOK。まあ、理解してくれないのはもしかして難ありなのかな…。それに、おそらくあなたも変える気がないんでしょう。たしかに、と思い当たる節があって直そうという感じでもなさそうですよね。もしかして自分のほうがおしゃれだと思ってるのかな? それはよくないよ!(笑) 逆に、変だと言ってくれる彼女はありがたいと思ってみたらどうかな。嫌なことを嫌と言ってくれる関係も素敵です。理解してくれないと突き放さないで、耳を傾けたらプラスになる意見があるかもしれないです」

 
Photos:Teppei Hoshida Hair&Make-up:Masaki Takahashi Text:Hisamoto Chikaraishi

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