最後の『スター・ウォーズ』が公開! メンノンモデルが監督インタビュー
UPDATE!
鑑賞後の感想を追加しました
1977年の第一作から42年、壮大なスペースオペラ映画の最終章『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』がついに世界同時公開の日を迎えた。そして、シリーズを常に追ってきたメンズノンノに特別な取材が許可された──なんと、J・J・エイブラムス監督その人に、メンズノンノモデル岩上隼也が対面!
岩上隼也:「来日されたばかりのところ、今日はありがとうございます! 僕は7作目が大好きで、J・J・監督が再びこの9作目を手がけるというニュースには喜びました。どんな決意で引き受けられましたか?」
J・J・エイブラムス:「ジョージ・ルーカス監督が構想した物語をエピソード7で受け継ぎ、エピソード9で完結させる。その重責は、前回以上のものでした。最初の感情は恐怖、製作中は勇気、今は希望を抱いています」
岩上:「ライトセーバーの火花が飛び散るバトルシーンが最高です。今回、映像はさらにパワーアップしていますか?」
J・J:「技術も進化していますが、本作は最新のテクノロジーを駆使するというよりも、古い方法論の自然なデジタル処理ですね」
J・J「今まではCGだったキャラクターも、撮影現場に人形でいました。その滑らかな動き、雪や雨も見事に合成できましたし、俳優が持つライトセーバーの軽量化も大きな課題でした」
岩上:「ファッションモデルなので気になっていたんですけれど、登場人物が着ているブルゾンや小物にボタンやジッパーが付いていないのはなぜですか? シャツには衿もなくて」
J・J:「たしかに、羽織るだけの服が多いかもしれませんね」
岩上:「エピソード7のラストで主人公レイがライトセーバーを運んでいた斜めがけバッグにも、ボタンがありませんでした」
J・J:「よく見ているね! ハン・ソロのブーツには紐がない、という話は私も聞いたことがある。でも“遠い昔の銀河”が舞台とはいえ宇宙船が存在するのだから、発明されていないわけではなくマグネットか何かで留めているのではないかな?」
と、予想外の質問に驚きながらも真摯に答えてくれた監督(笑)。最後の質問も、監督自身のファッションについて。
岩上:「あの、いつもかけていらっしゃるそのメガネについて教えていただきたくて…」
J・J:「これは、私が敬愛するアルバート・メイスルズがかけていたメガネです。1960年代にビートルズのドキュメンタリー映画を撮った名監督なんだよ」
取材後に編集部が調べたところブランドは「BARTON PERREIRA(バートン ペレイラ)」と判明。ドキュメンタリー映画の巨匠がトレードマークにしていたアイウエアを、バーニーズ ニューヨークが別注した限定品とのこと。
さてインタビューの興奮も冷めやらぬ同日夜、主要キャストが勢揃いするというレッドカーペットセレモニーにも駆け付けた岩上隼也。
会場に集ったガチなファンの扮装に注目。ジェダイ・マスターやアミダラ姫の姿まで!
“レイ”役のデイジー・リドリー、“フィン”役のジョン・ボイエガ、“ポー・ダメロン”を演じるオスカー・アイザックらが、続々とレッドカーペットを闊歩。
ストーム・トルーパーに連行されて(?)J・J・エイブラムス監督ももちろん登場した。
ステージには毎作の大人気、ドロイドたちも。新登場となる一輪型ロボット「D-O(ディー・オー)」は、「BB-8」の半分ほどの大きさで可愛かった!
大フィーバーの公開記念イベントは、おなじみの名台詞「フォースと共にあらんことを!」で終了。
その10日後、満を持して上映初日に鑑賞をした岩上隼也の感想は──?
「全世界が注目していたシリーズの謎、主人公レイの血筋がついに明らかになりましたね。真実を知ったレイがどんな道に進むのか、自分だったらと考えてしまいます。もしも彼女が、一人で真実に辿り着いていたらどうなっていたんでしょう。自分探しの過程で出会った仲間と、血縁よりも友情よりも強い絆で結ばれたことに感動しました。絶対的な悪である“パルパティーン”の再登場もよかったですね、ストーリーがシンプルになって、おもしろかった!」
映画『スター・ウォーズ
/スカイウォーカーの
夜明け』
2019年12月20日公開
starwars.disney.co.jp
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Photos:Takahiro Michinaka Hiroaki Horiguchi Text:Takafumi Hojoh