朝早くから深夜まで。『FLASHBACK(フラッシュバック)』の撮影は、毎日のように続きます。
メンズノンノでのモデル業も行いながらのハードワーク。成田の体力や気力は大丈夫なのだろうか……。
心配しながら向かった先は、神奈川県にある大きな撮影スタジオ。
成田が演じる加々美稜真が所属する、HIDE(秘匿事件課)の研究室のセットが組まれているとの事前情報を入手。
すでに撮影が始まっていたため、音を立てないようにそーっと中に入ってみると……。
スタンバイ中の成田を発見!
この扉を開けて、中に駆け込むシーンのようだ。
それにしてもすごい緊張感!
固唾をのんで見守ること数秒、すぐに監督からOKが出た。
成田、やるじゃん(笑)!
次は中に入るのね。
すでにドラマを観た方ならお分かりでしょうが、ここはHIDEの研究室。
奥に座っているのは、成田演じる加々美稜真の上司役を務める豊原功補さん。
まずは引き気味のカットから撮影します。
続いてカメラ位置を変えて、同じシーンをもう一度撮影。
通常、テレビドラマでは複数のカメラを一度に回して撮ることが多いのだけど、『FLASHBACK(フラッシュバック)』では、1つのシーンを複数回に分けて違った角度から撮影しているんです。
この撮影方法は映画ではよく用いられるものだそう。時間も手間も掛かるから、役者もスタッフも大変!
その分、映像に奥行きが出て、臨場感も楽しめるんですね。
カメラ位置変更のタイミングでカメラマンと打ち合わせる成田。
撮影に慣れてきたからか、役者として自信をつけたからか、なんだか堂々たる風格が備わった感じ。
そしてカメラが回る直前、成田の前にカチンコがスタンバイ。
ちなみに、映画の撮影でお馴染みのカチンコとは、撮影開始に音を鳴らす拍子木を蝶番で留めた道具のこと。
拍子木の下に書かれている数字は“シーン番号-カット番号-テイク番号”を表しているそうです。
これを入れることで撮影後の編集作業がスムーズになるんだって!
おっと、カメラが回りだした。
その途端、成田凌から加々美稜真の表情へ!
と思ったらカットがかかった瞬間、いつもの成田に戻ってスタッフと談笑してる!
こんなに早く切り替えができるなんて、俳優としてだいぶ成長したんだね。
さすが、成田!
でもちょっと笑い過ぎじゃないか!?
撮っているのは、かなりシリアスなシーンだけれども……。
大丈夫かな、成田……(心配)。
結果オーライでした(笑)。
大先輩・豊原さんと共に堂々と演技する成田は本当にカッコイイ!
しかし、どこにその切り替えスイッチがあるのだろう。
謎は深まるばかり……。
って、やっぱり休憩中はこの笑顔(笑)!
豊原さんとは一緒のシーンが多いから、自然と距離が縮まっていったんだって。
なんだか仲のいい兄弟みたいだ。
ここでスタッフからお昼休憩の合図が出たぞ。
よし、成田にインタビューだ!
もう撮影も佳境に入ってるけど、演じていてどう?
成田凌:「あっという間にここまで来たかって感じです」
モデルの仕事もやりながら、朝から晩まで撮影するのって大変でしょう?
成田凌:「大変じゃないですよ。だってすべてが楽しいから。もちろんうまくいかなかったときは凹むけど、次の日に持ち越さないようにしています。大抵のことって、原因を突き詰めていくと大したことないことだったりするし」
疲れを微塵も出さず、自信に満ちあふれた表情で真っすぐ前を見て語る成田。
俳優としての活動が、成田を少し大人にさせたのかもしれないね。
となると、メンズノンノモデルとしての活躍も否応なしに期待してしまう。
成田にとってメンズノンノモデルはどんな存在なんだろう?
成田凌:「僕の職業です。役者をやっていても、僕の帰る場所はメンズノンノですから」
成田からこんな言葉が聞ける日が来るとは……(涙)。
そして次回はなんと、このブログも最終回!
涙なしには見られないかも!?
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Text by Misato Kikuchi
Photos by Yuri Eitai