約1ヶ月に及んだ『FLASHBACK(フラッシュバック)』の撮影が、“クランクアップ”を迎える日。
特別なこの日を見逃すわけにはいかない!!!
ということで、取材班は撮影が行われている静岡県浜松市まで追っかけ取材を敢行。
余談ですが、“クランクアップ”とはドラマや映画の撮影が終了することです。
浜松駅から歩くこと15分弱、昭和初期に建てられたという異国情緒漂う建物に到着。
早速、中に入ってみよう。
成田凌を発見!
撮影最終日だからか、現場の空気がいつもより張りつめた感じ。
声を掛けるのを一旦諦め、撮影中の成田へ近づくと、
部屋の中では、机の上に広がった文献や資料を見つめる成田の姿とカメラがスタンバイ。
でもカメラが撮影しているのは成田ではなく成田の視線の先……。
勘のいい読者の方ならお気付きでしょうが、“1つのカットを複数回に分けて撮影する”という『FLASHBACK』では多用されている手法です。
文献や資料を見る加々美稜真(成田)の全体像はもちろん、稜真の目線が疑似体験できるようなカットも撮ることで、映像にしたときに臨場感が増すわけです。
感心しているうちに、このシーンはOK。
取材カメラに気付いた成田が笑顔を見せてくれた!
自然な笑顔はリラックスしている証!?
成田凌:「わざわざ東京から来てくれたんですね〜」
当たり前じゃん!!! ずっと追いかけるって言ったでしょ?
成田凌:「でもこんな遠くまで……ありがとうございます!」
連日の撮影で疲れているはずなのに、メンズノンノの取材隊を気遣ってくれる成田。
俳優としてはもちろんだけど、ステキな大人へとどんどん成長していっているのね。
おっと、感動する暇もなく次のシーンの撮影が始まった!
1点をじっと見つめる成田の視線の先には何があるんだろう?
たくさんのスタッフが取り囲む中央にあったのはミイラ!? 仏像!?
『FLASHBACK』の中で、重要なシーンであることは間違いなさそうだ。
答えは、ぜひドラマ本編でチェックしてください!
そしてついにクランプアップの瞬間がやってきた。
すべての撮影が終わり、ヤングポール監督からW主演を務めた高梨臨さんと成田へ花束のプレゼント。
最後に高梨さんと成田から、スタッフのみなさんへのお礼の挨拶です。
高梨臨さん:「『FLASHBACK』はスタッフみんながすごく前向きで、気持ちのいい現場でした。たくさんの先輩方と共演できたことや、未来のスター・成田くんと一緒にお仕事することができて本当に嬉しかったです!」
爽やかで堂々たる話しぶりに、2人を囲むスタッフさんたちから大きな拍手が送られます。
成田凌:「覚えたはずのセリフがカメラの前に立った途端、出てこなくなったり、セリフを噛んでしまったり……。みなさんには迷惑をかけっ放しだったのに、本当に優しくしてもらって……。どうしよう……。長々と喋ってしまいそうだから、ここでやめておきます。初めての作品が『FLASHBACK』で本当によかったです!ありがとうございました!」
感極まった成田はちょっぴり涙声。
口べたで強がりな成田が、自分の言葉でしっかり感謝の意を伝える様を見て、目頭を押さえるスタッフさんもちらほら。
こうして『FLASHBACK』の撮影は無事に幕を閉じました。
残念ながらこのルポは今回が最終回ですが、成田凌の進化はまだまだ続きます。
メンズノンノモデル、そして俳優としての活躍にこうご期待!
http://www.fujitv.co.jp/otn/b_hp/914200234.html
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Text by Misato Kikuchi
Photos by Akira Onda