基本性格
遠大な理想を
コツコツと追いかける人
呂不韋に抜てきされた文官。呂不韋失脚で投獄されるが、実は法律のエキスパート。中華統一をめざす秦国において、重要なキーパーソンとなりそう。そんな李斯タイプのキミは、ユニークで遠大な理想や目標をコツコツと追いかける個性派。でも、そんなめざすべきもの、生きるフィールドを見つけるのに少し時間がかかるかも。キミの戦いは長期戦なのだ。また星宿の「星」は太陽や月に比べると、やはりちょっと地味。それだけに星宿は、主役というよりは脇から“いぶし銀”的な能力や個性で全体を支えるような天命を持っている。でも、特に若い頃には、そうした縁の下的な場所やNo.2的な目立たない立場でしっかり実力をつけておくことで、やがて主役をしのぐ存在になる星宿も多いのだ。
李斯タイプってこんな人
ときには悪知恵を働かせたい誘惑も
目的達成に長い時間がかかるせいか、その過程内での成り行きで、うっかり心の黒い部分が噴出してしまうこともある星宿。李斯も、呂不韋陣営にいる頃は、暗殺の手配を申し出たりもした。情に厚いので、身内や身近な人のトラブルに巻き込まれやすいが、そこで悪知恵を実行すれば、時間をムダにし、遠回りになるので、ショートカットはせず、ブレない心を大切に。
めざすはスペシャリスト
星宿はライフスタイルやファッションにも自分なりのこだわりがあり、人とは少し違うオリジナリティあふれるものを好む。それを生み出すための技術や知識は星宿の重要な”武器”になる。李斯が、法律の知識に通じていたことで起死回生のチャンスを得たように、星宿は、何でもこだわりを持って、スペシャリストをめざしておくと、それが人生の荒波を乗り切る力を与えるだろう。
時間はかかるが目的達成率は高い
星宿の特徴は、物事や人生を長いスパンで見られる、考えられること。だから目の前の楽しみを追いかけてばかりいたり、日々の生活の安定を最優先に考えて過ごしてしまうと、何のハリも、喜びもない日々に。小さなことでよいので、すぐには実現できないこと、遠い未来になりたい自分のために、今できることを始めたときに、星宿の生活は大きく変わっていくはずだ。
太陽のような華やかさに
「かなわない」とタジタジ
“華”があり、スケール感のある言動で太陽のような存在感の室宿。若い星宿が、自分と室宿を比較すれば「かなわない」と打ちひしがれる。けれど、時間をかけて、ひとつの道を究めた星宿は、室宿にも負けない輝きを持てる。その意味で室宿は、星宿の憧れであり、ライバル。室宿の王騎と星宿の李斯は活躍したフィールドは違うが後進に与えた影響の大きさは同等かも。