基本性格
高い理想をめざし
我が道を切り開く人
趙国の新三大天のひとり。「武神」と呼ばれるほどの圧倒的な武力を誇り、強い者を倒すことを生きがいとし、倒した相手は神への供物と考えている。そんな龐煖タイプのキミは、高い理想をめざして我が道を切り開く努力家。見かけはおっとりとして物静かな印象だが、中身は勝ち気。精神力は強く、人との戦いはもちろん、自分との闘いにも強い。斗宿の「斗」の字は、知恵の象徴である北斗七星を表すもの。これは斗宿が勉強家で勤勉、必要と感じたことは生涯、学ぶ姿勢を持ち続けることを示す。龐煖も軍の勝利より強い者との勝負にしか興味がなさそうだが、斗宿も知識や技能など興味ある分野を究めることが最優先で、お金や権力にあまり興味も執着もなく、どこか修行者のような一面を秘めている。
龐煖タイプってこんな人
怒りを力に変換する
人にも自分にも厳しく、失敗やできなかったことを次の成功の糧にして頑張るのが斗宿。その気持ちは、ダメな自分や改善すべき状況などへの”怒り”にも似ている。龐煖も自分に致命傷に近い傷を与えた王騎(おうき)への復讐(ふくしゅう)を胸に再起したが、斗宿にとって怒りやコンプレックスはパワーの源。そして、そんな重めなパワーを秘めた斗宿ほど普段は穏やかでユーモア好きだったりする。
賢良と結び交わる
孤独に自分を磨く斗宿だが、よき師や仲間に恵まれる運を持つ。そして正しい努力をしていれば、周囲に人が集まり、斗宿を支え、助けられるとされている。意外に人の影響は受けるので、つき合う相手を間違うと才能を開花しそこねることも。龐煖が李牧(りぼく)に呼ばれ、趙軍の総大将として遺恨のある劇辛(げきしん)や王騎と再び戦う機会を得るのも、人と”修行”がもたらした天の采配かも。
求道的な生き方、めざすは神
斗宿の一番の特徴は志の高さ。目標を持った斗宿は、それをめざして、ストイックに自分を追い込める。龐煖も普段は人里離れた山林にこもり、ひたすら武力を鍛える求道者の生活を送っているが、強烈な上昇志向を持つ斗宿は、できることならば、人間の域を超え、神になれなくても、少しでも近づきたいと願う。そのせいかスピリチュアルな分野に興味を持つ斗宿も多い。
戦いの長短で勝者が変わる。
どこかで心許せる相手
斗宿と柳宿は、狭めの専門分野を究めようとする点、周囲に協力的な人間関係を築く点が似ていて、同じフィールドに立てば、長期戦では斗宿、短期戦では柳宿が勝つ。でも普段は厳しい斗宿がなぜか柳宿には甘くなるので、そんな柳宿がフッと離れることが斗宿には一番、痛手。斗宿の龐煖と柳宿の紫夏が出会うアナザーワールドがあったら、龐煖も紫夏には気を許したかも。